アメリカの「米国動物虐待防止協会」によれば、喫煙者のいる家庭で飼われている犬では、肺がん発生率が60%以上増加するとのことです。鼻の長い犬種は、副鼻腔がんにもなりやすいようです。 猫には毛づくろいの習慣があるため、被毛についた化学物質をなめることで癌が発生しやすい事実もあるようです。特に小型犬などでは副流煙の影響は、ヒトの数倍以上となり、悪影響は大きいとのことです。さらに 副流煙に含まれる有害物質は重量があるため、吐き出された後、下、床に向かって集積していくので、人間よりも地面に近い位置で呼吸をしている犬などは、有害物質を吸い込む確率が高まります。受動喫煙だけでなく、タバコそのものをペットが口にする事故では、高濃度のニコチン摂取により死亡にもつながりかねないものです。動物愛護の面からも禁煙の習慣をつけるようにしたいですね。