月別アーカイブ: 2011年7月

院長、松本です。前回漢方薬についてこのブログで触れたのは開業して6週間目でしたが、あっというまに6か月が経ってしまいました。この間、うつ病、躁うつ病、統合失調症、社会不安障害、パニック障害、適応障害など実にたくさんの患者さんを診察させていただきました。そんな中で漢方薬使用の機会がさらに拡大してきましたので、今回は精神科クリニックでよくみられる体の症状に効果のあるものの中で、桂枝茯苓丸という漢方薬をご紹介いたします。

桂枝茯苓丸は、女性の患者さんを中心に最近よく処方しています。血液の流れの悪さ(瘀血=おけつ、という状態)を改善する活血化作用を持ち、駆瘀血剤(瘀血を駆逐するという意味)と呼ばれます(他にも何種類か同様の漢方薬があります)。

様々な状態で瘀血状態が引き起こされますが、よくみられるのは動悸月経前の緊張状態(うつ的になったりイライラしたりします)、月経困難症月経痛、さらにはいわゆる更年期障害(うつ、ほてり(特に上半身の)、発汗、冷え(特に下半身の)など)です。桂枝茯苓丸は、活血化作用によりこれらの症状を改善します。

躁うつ病、うつ病などの気分障害を持つ患者さんでは、イライラやうつの症状が月経の周辺や更年期に悪化しやすく、時には自殺などの深刻な問題行動に発展することもよくみられるので、向精神病薬に加えて本剤のような漢方薬をうまく併用して、心身両面からきちんと治療することが重要です。当院では初診の段階で必ず月経関連の症状について問診したり、瘀血の証(瘀血を示唆する身体症状、特に右前腕の圧痛点)について必ず確認をおこなって、治療薬剤の選択に役立てています。

気になる体重について

こんにちは☆看護師の宮田です。
皆さん体重はこまめにはかっていますか?
精神科のお薬の中には副作用で食欲がアップしやすくなるお薬があったり、統合失調症やうつなどの病状によって生活や食生活が乱れがちになってしまう場合があります。
「知らないあいだにこんなに増えてた!!」なんてことにならないようにまめに計りたいものですよね。
でも体重を毎日はかるのって意外に大変だったり、太ってたら。。。と思うと怖くて体重計にのれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も、「よし、毎日体重をはかろう!」と決意したこともありましたが、結局3日坊主になってしまいました(汗)

でもクリニックの患者さんの中には、頑張っている方がたくさんいらっしゃいます!!
毎日体重を測定して運動なども表につけて看護師とふりかえりをしている方や、通院のたびに体重をはかって折れ線グラフにして記録してる方など、意識してコントロールしている方が何人もいらっしゃいます。
体重測定はじめてから3キロくらいやせた方もいらっしゃいましたよ☆
私も見習わなきゃ。。。。
体重計は処置室にご用意してますので気軽にお声かけてください☆

不眠の記事を書きます

院長、松本です。
8月15日付けの北海道新聞夕刊の健康アドバイスの欄をおかりして、不眠の原因、その対処法について解説する予定です。皆様、是非ご覧ください。

札幌駅西口界隈

院長、松本です。
最近ですが札幌駅西口の工事が完成して、クリニックにくるのがますます楽になりました。
地下街も充実して飲食店がたくさん入っていて便利です。クリニック全員でそのうち全部まわると思いますが、今のところ寿司屋のHまる、スペイン料理のTを制覇しました。ともに人気店なので少し時間をずらさないと入れないかも。

また西口を出ると目の前にTSUTAYAができ、その右隣、ガード下にはこれまた有名イタリア店Sが入っていて大行列です。値段もかなりこなれているようです、まだ入っていませんが。

ヨドバシカメラが移転した後がどうなるか不明ですが、私としては水族館か博物館になって欲しいです、絶対無理と思われますけど・・・。